いよいよ今日、7月27日(水)から(開会式は昨日26日に実施済み)から6日間、香川県・高松市総合体育館をメイン会場に「令和4年度全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)」のバスケットボール競技大会が行われる。各都道府県予選を勝ち抜いていた男子53校、女子51校が夏の頂点を目指して、日々の成果を存分にぶつけ合う。
男子は、全国でも屈指の激戦地・福岡県を制した福岡第一が第一シードを獲得。同じく激戦地である新潟県を制した開志国際が第二シード。それぞれ1枠しかない県予選を、昨年度のウインターカップのファイナリストである福岡大学附属大濠、帝京長岡を激戦の末に下しての今大会出場である。第三シードの中部大学第一(愛知)は昨年度のインターハイ王者であり、第四シードの仙台大学附属明成(宮城)は昨年度のインターハイ、そしてウインターカップでベスト4。近年の高校男子バスケットボール界を牽引してきた4つのシード校が、今大会でも中心になりそうだ。
女子は、昨年度のインターハイ女王であり、過去70回の全国優勝を誇る桜花学園(愛知)が今大会でも第一シードを獲得。第二シードは、昨年度のインターハイで決勝戦まで勝ち上がり、今年度も近畿大会を制している大阪薫英女学院(大阪)。しかし両校ともに今大会では同じブロックに京都精華学園(京都)、岐阜女子(岐阜)といった強豪校が組み込まれるなど、決勝戦までの道のりは平坦ではない。第三シードの明星学園(東京)、第四シードの柴田学園大学附属柴田学園(青森)も虎視眈々とチャンスをうかがっている。シードや下馬評では計り知れない熱い戦いが期待できそうだ。
JBAでは、夏の頂点を目指しながら、今なお続くコロナ禍の、けっして簡単ではない日々とも向き合ってきた彼ら、彼女らの熱気溢れるブレーぶりを連日現地からレポートする予定だ。今夏の戦いぶりは、ウインターカップはもちろんのこと、未来に向けた道標にもなるはずだ。 すべての参加チームの健闘を期待したい。